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無意味な日常を気の向くままに

大事件ですよ!大日本サムライガールを読んでみた!

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 少し前から気になっていたラノベ「大日本サムライガール」を1巻から4巻まで一気に読みました。ライトノベルに手を出すのは躊躇してましたが、文庫版ではなく新書サイズで装丁も綺麗でラノベぽくないから小心者の僕でも普通の本屋さんで買える。正直MFJとか電撃文庫もってレジに並ぶのは憚られるのが現実。きららは何とも思わないのに不思議ですね。マンガよりラノベのほうがガチでオタっぽいと感じているのは僕だけではないはず。

ところで小説の内容は、独裁者を目指す右翼少女のために芸能プロダクションを興した元電通マン(劇中では蒼通とされている)のサクセスストーリーに思えた。芸能界と政治、経済をバランスよくミックスさせながら進めていくストーリー展開は、それぞれにあまり深く入り込み過ぎないため、テンポよく読み進めることができた。若干ご都合主義的な展開やテーマの掘り下げが足りないように感じたが、それを描きこんでしまうとこのテンポ良い心地よさは生まれないのだろう。これがライトノベルというものか!

ちなみにお気に入りは主人公の神楽日毬ではなく、ひまりプロダクションが発掘した二人目のアイドル、朝霧千歳ちゃんです。コーヒーもまともに淹れられないドジっ子です。「大事件ですよ!」のセリフに萌えるのでした。

物語はひまりプロダクションが一応の成功を達成し、さらなる発展をめざしていく。これにどのように日毬の政権奪取を繋げていくのかが楽しみなところですね。最新巻ではそのための新キャラか、関西弁の左翼アイドル槙野栞も登場してアイドルものとは思えなガチで過激な言論バトルが面白おかしく繰り広げられています。

5巻ではもっと千歳の出番をふやしてあげて!