Meaninglss Days After

無意味な日常を気の向くままに

なぜアニソンは僕らの心を捉えて離さないのか?

音楽CDが売れないんだって。NET配信もだめらしい。90年代にミリオンヒットを連発し隆盛を極めたJーPOPは廃れた。生き残っているのはジャニーズ系とAKB48のみといっても過言ではないんじゃないかな。そのジャニーズやAKBにしても支持しているのはオタク層だし、本来の意味でのPOPS=大衆音楽は死滅してしまったの?

一般的には音楽が売れなくなったのはNETによる音楽配信の普及と違法ダウンロードの蔓延が理由だと。
しかし、アニメソングは現在もセールスを伸ばしていて、JーPOPに代わる地位を築きつつあるように思えるのは僕だじゃないはず。

今のアニソンは80年代アイドル歌謡曲を取り巻く状況に似てる。
それは、曲自体が持つストーリー性または、キャラクター重視プロの作家による曲作り。

松田聖子中森明菜小泉今日子中山美穂南野陽子といった80年代アイドルたちはそれぞれ親衛隊といったコアなファンを持ち、松本隆筒美京平などプロ意識の高い優秀な作家のつくる物語性の高い歌を歌っていた。小学生〜中学生だった僕は毎日、新聞のテレビ欄をチェックし歌番組にかじりついていたものだよ。ネットなど無い時代、情報に飢えていてアイドル雑誌を買い漁り、新曲が出るときは予約特典のカレンダーやポスターほしさに発売日1か月前には予約するのが当たり前だったww

あのころの状況はいまのアニソン、声優ファンの姿にちょっと似ているような。
違っているのは、「オタク」と呼ばれ蔑まれることか。

90年代に、小室哲哉ビーイング系、エイベックスやビジュアル系バンドにより乱造されたJーPOPはバンド形式にこだわりアーティスト性を重視したため、素人による作詞作曲が多くなり、見た目派手なんだけど、心の奥深くまでは届かないものになってしまったというのがオイラの分析。

その点、アニソンには必然的にアニメ本編のストーリー性が付加される。
感情移入しやすいし、曲を聞けば映像が目に浮かぶ。映像が伴っている点は80年代初期の洋楽PVに似てるよね。スリラーとか、
歌っているのは声優がメインだから、作家は職業作詞家作曲家であることが多い。彼らの多くは90年代初期のバンドブームの生き残りであり、音楽不況で淘汰されたベテランが実力を発揮しているから質が高いんじゃないかな。そういえば、松本隆など80年代を代表する作家人もその前のフォークブームの生き残りだったんだよね。
声優のキャラクター性については、メジャーなメディアではあまり語られないため、ファンはネットやラジオ、雑誌の情報にかじりつくとか、まんま昔のアイドルファンじゃんwww。

つまり、アニソンがJーPOPにとって代わるのは必然。歴史は繰り返すということかもね!

↓というわけでオイラの今一番おきにはこれ↓
放課後ティータイム「No Thank You」