Meaninglss Days After

無意味な日常を気の向くままに

最近のAPPLEときたら…IS01とiphoneのスタンスの違いについて

会社の部下が新しいipod nanoを持っていた。
そのあまりの小ささに驚き思わず、「日本のものづくりの危機を知らないのか!アメリカ製品なんか買うんじゃねぇ!」と口走ったのだが、実は俺も学生時代〜10年ちょい前までは林檎信者だった時がありました(笑)
まだwindowsなどなくPCはDOS/VかPC98だった時代にMachintoshClassicを購入し、透明なimacも発売日前に予約して手に入れたほどでした。

しかし、最近のアップルは…
日本で大ヒットのiphone、コンセプト自体はMac plusから受け継がれた思想の延長上にあることは理解できる。
でもなんだか気に入らないのは何故だろう?

まず思うのは、デザインについて。
アップルは昔から、国産PCやIBMPCと比べてシンプルなデザインいわゆるミニマルデザインを売りにしていた。実際俺が今もclassicを捨てられずにいるのはそのシンプルで可愛いデザインゆえであることは否めない。
今のiphoneも至極シンプルでミニマルではある。4になってさらに磨きがかかっているとも言える。
でもそこには本来アップルが持っていた「かわいらしさ」が俺には感じられない。丸くて透明なimacや一時期のpowerbookのようなデザインの独自性が感じられないのだ。
いまのアップルのデザインはただ四角いだけ。それをデザインと言うかは微妙だなぁ、と思う。

もうひとつは、いわゆる機械としての魅力に欠けている点ではないだろうか?
1980年代に青春時代を過ごしたおれは、SONYのウォークマンの進化を目の当たりにし、カセットテープのケースよりウォークマン本体が小さくなった!や、Wラジカセのオートリバース、頭出し機能のギミックに驚き、CDオートチェンジャー11連奏で技術に対するリスペクトを感じていました。
今もそれはPCには多少感じられるが、アップル製品からは残念ながら感じられない。すべてがデータ化され、可動部がない機械のなんとも味気なさ……タイヤのないクルマ、音のしないバイクみたいなものかもしれない。

その点、SHARP製Android、IS01からはいかにも日本のものづくりが感じられて好感が持てる。
デザイン面でも、裸のまま無造作に鞄に入れても傷の付かない(気にならない)筐体の表面仕上げは正直素晴らしいと思う。不細工なケースやカバーを被せないと不安で持ち歩けないiphoneとは大違いだ。
また、二つ折り筐体を開いたり閉じたりする時のバネの効いたしっかり感とか、小さいながらも打ちやすい絶妙のキーボード、コリコリ小さいトラックボールなど、可動部盛りだくさんの作り込みで機械としての魅力が活きているように思えるのでした(笑)

まだまだがんばれる日本メーカー、応援します!